最近、私は海外ドラマ "Desperate Housewives"(邦題:『デスパレートな妻たち』)の中で、面白い表現を見つけました 。
(この先ネタばれ注意です!!)
わりとガッシリとかっぷくの良いCarlosには美しくゴージャスな姪がいます 。それを見たJohnがCarlosに向かって"Wow. It must've been a windy day when the apple fell from that tree."と言います。ちょっとした笑いどころでしたが、これ、どういう意味なのでしょう?
英語にはもともと
"The apple doesn't fall far from the tree"
(りんごの実は、自分がついていた木から落ちるとき、そう遠くへは落ちない)という表現があります。
これはある意味ネガティブな表現で、日本語の『蛙(かえる)の子は蛙』と似ていて、凡人の家から出てくる人はやはり凡人だというときに使われる表現です 。
これをひねって"It must've been a windy day when the apple fell from that tree."
(そのりんごが木から落ちたときは相当風が強かったんだろうね=普通はりんごは遠くへ落ちないのに。そのりんごは木からかなり遠くに落ちたんだね)と言ったJohn。暗に『Carlosのような容姿を持つ家族からそんなに美しい姪が生まれたのはすごいね。普通ならそうならないよね。』と言っているわけです。
知れば知るほど面白い、なかなか奥が深い英語です。
実際のシーンはこちら↓ Johnのセリフは1:26くらいのところです。